ま、今更”本命”もなにもあったもんじゃねーですけどね。毎年、夫にどのチョコレートあげようかなぁと、その年の一番イケてる感のあるものを選んで来たんだけど、なんだか飽きちゃって・・・。
今年は原点に戻って、そこでしか売ってないであろうものを選んでみました。この豪華木箱とシャンパングラスに入ったトリュフ、限定百個で、しかもニューオータニの中の「トゥール・ダルジャン」まで買いに行かなきゃなんないのよ。
は~、二十年ぶりに入って緊張しちゃったよ、おばはんは。昼下がり、薄暗い、だっれもいないサロンに通され、不思議の国のアリスみたいだった。
しかしなんだよね、二十年の月日って、人工物をいいように風化させる。「トゥール・ダルジャン」のそれは、「東京ディズニーランド」のシンデレラキャッスルを二十年ぶりに見た感慨に似ていた。
かつては映画のセットみたいだったのに、今見ると、うっ、まるで本物のお城みたい! って。